高齢者の室内履きはどう選ぶ?脱げにくさと履きやすさを比較

明るい室内の椅子のそばに置かれた、かかとを包む室内履き

家の中でスリッパが脱げかけたり、足元でもたついたりすると、見ている家族も心配になります。
とはいえ、滑り止めがあれば安心、と単純には決められません。

かかとのないスリッパが脱げやすい方には、かかとを包み、足に合う室内履きが候補になります。
ただし、まず床の段差やめくれたマットを見直し、本人が歩きやすいかを短い距離で確かめることが大切です。

この記事では、室内履きの違いと選び方、履き始める前に確認したいことを紹介します。

目次

先に結論

スリッパが脱げやすいなら、かかとを包む室内履き

足に合う大きさで、歩いてもかかとが浮きにくいものを選びます。
履き口が広いタイプなら、かかとがあっても足を入れやすい商品があります。

履き替えでふらつくなら、座って履ける環境を先に

立ったまま履こうとすると、片足立ちになってバランスを崩すことがあります。
安定した椅子を用意し、急がず履ける場所を整えます。

歩き方が変わったときは、履物だけで解決しない

急なふらつきや転倒の繰り返しには、体調や身体機能など複数の要因が考えられます。
医療・介護の専門職にも相談し、住環境と歩き方を一緒に確認してもらいましょう。

木の床に並べたスリッパ、かかと付き室内履き、靴下の3つの選択肢

室内で履く3つの選択肢の違い

01 かかとのないスリッパ

足を差し込むだけで履けますが、歩行中に脱げたり、足を引きずるような歩き方になったりする方もいます。

  • 立ったままでも履きやすい
  • 脱ぎ履きの回数が多い場所で使いやすい
  • 足に固定されず、脱げやすいことがある
  • 底や床材の組み合わせによっては滑ることがある

今まで問題なく使っていても、歩き方や筋力が変わったら見直す必要があります。

02 かかとを包む室内履き

足全体を包み、歩行中に脱げにくい形です。履き口の広さや、かかとのフィット感には商品ごとの差があります。

  • 足から抜けにくい形を選べる
  • 足を入れやすい広い履き口の商品がある
  • サイズが合わないと、かかとが浮いたり指が当たったりする
  • 底の滑りやすさを床材との組み合わせで確認する

スリッパが脱げやすい方に向きますが、試着して歩く確認は欠かせません。

03 靴下・裸足

履物が足から外れる心配はありませんが、床の冷たさや滑り、足裏の傷から守りにくい場合があります。

  • 履物の重さや締めつけがない
  • 靴下は素材と床材によって滑りやすさが変わる
  • 裸足は床の異物や温度の影響を受けやすい
  • 足の傷や感覚の低下がある方は専門職へ相談する

本人の足の状態と床材を見て、室内履きを使わない選択が合うかを考えます。

段差と床まわりを整えた、明るく歩きやすい室内の動線

高齢者の室内履きを選ぶときに見るポイント

01 歩いても、かかとが浮かないか

足を上げたときに履物だけが遅れて動くと、すり足になりやすくなります。
両足で履き、いつもの歩幅で数歩歩いて確認します。

02 つま先と横幅に無理がないか

大きすぎるものだけでなく、小さすぎるものも歩きにくさにつながります。
足長だけで決めず、幅、むくみ、左右差、指の変形も確認しましょう。

03 本人が自分で履けるか

履き口が広いか、手を添える場所が分かりやすいかを見ます。
立ったまま履かずに済むよう、安定した椅子の近くで試しましょう。

04 家の床や段差に合うか

同じ靴底でも、フローリング、畳、カーペットでは感触が変わります。
とくに敷居やマットの端を越えるとき、つま先が引っかからないかを家族と確認します。

05 手入れを続けられるか

汚れたときの洗い方、乾燥方法、靴底の減りを確認します。
洗濯機や乾燥機を使えるかは商品ごとに異なるため、表示に従ってください。

履き始める前に、床と歩く動線も確認する

室内履きを替えても、めくれたマット、床を横切るコード、小さな段差があれば、つまずく原因は残ります。
NITEも、置き敷きのカーペットを床へ固定するなど、周囲の環境を整えるよう案内しています。

最初は家族がそばにいる時間に、椅子から立つ、方向を変える、敷居をまたぐ、トイレまで歩く動きを確かめます。
足が上がりにくい方や歩行補助具を使う方は、自己判断で履物だけを変更せず、担当の専門職へ相談してください。

脱げにくさと履きやすさで選ぶ室内履き3選

ここでは、脱げにくさ、足入れのしやすさ、手を使わずに履けることをそれぞれ重視した実在商品を紹介します。
転倒を防ぐ効果を保証する商品ではないため、本人の足と家の床に合うかを確認して選んでください。

おすすめ3選

本人が困っている動作に合わせて選べる3商品です。

1位

総合おすすめ

あゆみ SUTTO FIT-スットフィット[3E相当]

履き口の広さと脱げにくさを両立

  • 履き口が広く、足を入れやすい
  • 足から抜けにくい形
  • 軽く、足運びを妨げにくい
  • Sから3Lまでのサイズ展開
こんな人におすすめ

かかとのないスリッパが外れやすく、かかと付きでも足を入れやすい室内履きを探す方。

商品番号
2246
足囲
3E相当
サイズ
S~3L

注意点:左右の足の大きさやむくみを確認し、歩いたときのかかとの浮きと床材との相性を確かめます。


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2位

足入れ重視

あゆみ チャルパーII[3E]

軽く、足を入れやすいルームシューズ

  • 室内用シューズ「チャルパー」の改良モデル
  • 軽さと履きやすさを重視
  • 足入れしやすい形
  • Mから3Lまでのサイズ展開
こんな人におすすめ

かかと付きの形を選びたいものの、履き口が狭い靴では足を入れにくい方。

商品番号
2236
足囲
3E
サイズ
M~3L

注意点:Sサイズの設定はありません。購入前に足長と足囲を測り、歩いたときのかかとの浮きを確認します。

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3位

履く動作重視

あゆみ かかとスポッと[3E相当]

手を使わずに履きやすい設計

  • 手を使わずに足を入れやすい
  • かかとを踏みにくい形
  • 足へフィットしやすい室内履き
  • Sから3Lまでのサイズ展開
こんな人におすすめ

前かがみになりにくいなど、手を使ってかかとを整える動作が負担になる方。

商品番号
2239
足囲
3E相当
サイズ
S~3L

注意点:手を使わず履けることと、歩行時の安全性は別です。本人の足に合うか、短い距離で確認します。

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選び方のポイント

脱げにくさとのバランスなら

履き口が広く、足から抜けにくいSUTTO FITが候補です。

足入れの軽さを重視するなら

軽く足を入れやすいチャルパーIIを検討します。

かかとを整える動作が難しいなら

手を使わずに履きやすい、かかとスポッとが候補です。

安全上の注意室内履きだけで転倒を防げるものではありません。足に合うか試し、床の段差・マット・コードもあわせて確認してください。

買う前に、今のスリッパで困る動きを一つ確認する

「危なそうだから」と急いで替える前に、立ち上がり、方向転換、敷居を越えるときなど、どこで脱げたり引っかかったりするかを見てみましょう。
困る動きが分かると、試着で確かめる点も明確になります。

新しい室内履きは、まず短い時間から試します。
本人が歩きにくい、重い、足が痛いと感じたら、無理に慣らそうとせず使用を止めて見直してください。

まとめ

スリッパが脱げやすい方には、足に合い、かかとを包む室内履きが候補になります。

ただし、転倒対策は履物だけでは足りません。座って履ける場所を用意し、床の段差やマットを見直したうえで、家の中を歩いて確かめましょう。

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